国指定重要文化材合掌造り
和田家

平成7年2月9日、ユネスコの世界遺産に登録された
白川村萩町の合掌造り集落。その代表な民家『和田家』は
同年、国の重要文化財にも指定されています。厳しい
地形と気候風土の中で培われた特色的な生活や生産
活動、そしてわが国における大型木造り住宅の集落の
典型を示す白川郷のたたずまいは今、心の故郷として
人類共有のかけがえのない財産となったのです。


白川村の合掌造り集落で最大の規模を誇る和田家住宅は
式台付きの玄関など格式の高い造りをもち、江戸初期と
見られる建築文化の粋を今日に偲ばせています。和田家は
天正元年(1573)以降、代々弥右衛門の名を継ぎながら
江戸時代には庄屋や番所役人を務めるとともに、白川郷の
重要な現金収入源であった塩硝の取引によって栄えました。
明治21年には市町村制の公布により白川村が誕生。
和田弥右衛門は初代の村長に選ばれています。
階下のいろりから立ちのぼる暖気により適温が保たれる


黒光りする屋根裏の艶は、何百年もの歳月と暮らしの
重みを物語る。ここには風雪に耐えてきた人々の静かな
祈りが秘められ、懸命な営みの日々が眠っている。

神田家は和田家(現国重文)の次男である和田弥右衛門が
分家し、この地に居を構えたのが始まりです。
当時この地には、産土八幡宮の「神田(しんでん)」があったこと
から、苗字を神田と改め、神田吉右衛門を襲名しました。
当合掌造りは江戸後期に石川県の宮大工により十年の
歳月をかけて建造されたと云われています。
それまでの合掌造りの構造を受け継ぎながらも、新しい技術を
取り入れ改良し、完成度の高いつくりと評されています。



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