介護福祉日記

介護の仕事をお手伝いして感じたことを書き留めてみました。 (2002年10月 更新)

★ 介護福祉の日記

ホームヘルパーの仕事と介護日誌は一時中断 (02年10月17日)

 実は私、念願であったホームヘルパーの仕事に携わり、今日で丁度1ヶ月しか経っていないのですが、 事情があって来週からデイサービスの施設の仕事に就くことになりました。
 利用者さんと奥様には事前にお話しをさせて頂き了解を得ておりましたが、Mさん今日は体が重そうで ベットから車椅子への移乗の際には、今一力が入っていない様子でした。  ところが外出から帰ってトイレで用を足した後は、身軽になったせいか車椅子からベットへの移乗では、 自ら手摺りに手を伸ばし車椅子から自力で立って、足踏みをしながら体の向きを変えベットに座り、 さらに腰を浮かして座る位置まで自分だけの力でずらすことができました。
 Mさんとは折角コミュニケーションも取れるようになってきた矢先に交代するのは心苦しい限りですが、 この1ヶ月徐々にですが体力も確実に付いてきており、次にお会いできる時には デイサービスに通っている姿に是非お目にかかれることを期待しています。
ということでホームヘルパーの仕事と介護日誌は暫く一時中断です。

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自分の力で頭を持ち上げてくれました (02年10月15日)

 1ヶ月前初めて利用者さん宅にお伺いした時には、自分では頭を持ち上げられない利用者さんでしたが、 今日は初めて枕の脱着時に自分の力で頭を持ち上げてくれました。
このように行くたび毎に何か一つは新しいことにトライしてくれる利用者さんの姿は、 自分にとっても介護という仕事の励みにもなり、とても力強い限りです。

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日々の介護効果と、自分自身の成長 (02年10月10日)

 一昨日ダイニングテーブルでおやつを戴いた後、昨日今日とベットの上ではありますが、座位になって ベットテーブルで食事を召し上がったと奥様からお聞きしました。  自分が介助したことで、その人の行動範囲が少しづつでも拡がって行く姿を見るのはとても嬉しいことです。
今日は車椅子の外出から帰ってくると利用者さんがトイレへ行きたいと言い、私一人でトイレへの介助をしました。  初めての時はどうすれば良いのか分からないまま、先輩の介助を手伝っていただけでしたが、 今日は狭いトイレの中でも慌てることなくスムーズに介助することができました。
このように利用者さん側も日に日に効果が現れ、介助する自分も(コミュニケーション及び介護技術の向上と) 日々成長しています。

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車椅子でお茶とお菓子を戴きました (02年10月8日)

 ここ数日、お伺いすると必ずパジャマから洋服に着替えをします。 本人も気分が変わり車椅子に座る気持ちになれるので良いことだと思います。  また着替えと同時に、寝汗をかいていらっしゃるので上半身をタオルで清拭しています。
 今日初めてダイニングテーブルでお茶とお菓子を戴きました。 始めの内は手に震えがありましたが、 自分の手でビスケットを二つに割り、自力でマグカップのお茶を飲むことができました。
ここのところ座位からの自力での倒立も1〜2回から4〜5回に増え、(励ましは必要ですが) 自分の意志で行えるようになりました。

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車椅子の操作の仕方 (02年10月3日)

 凸凹の多い砂利道や段差の多い所では、車椅子を後ろに斜めに倒しバランスがとれた状態で 後ろ向きに運ぶ方法が、介護する自分にとっても利用者さんにとっても楽のようです。
車椅子操作での要注意事項は、利用者さんが前傾姿勢になるような場合 (下り坂を前向きで降りる場合や、後ろ向きで段差を乗り越える場合など)、前のめりになり車椅子から 転げ落ちてしまう危険性があるので、利用者さんの肩などに手を添えて転倒防止することを忘れないこと!

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車椅子での通院 (02年9月26日)

 今日は車椅子での通院です。お尻を奥まで腰掛けたせいか車椅子での座位が3時間にも及んだにもかかわらず、 首もしっかり支えられていて、準備して行った頭を支えるサポータは全く使用しなくて良い状態でした。
このように首の支えは車椅子の座位姿勢にも関係しているようで、お尻を深く座ることにより 良い姿勢で座っていられるので、首にもあまり負担がかからないようです。 とは言っても流石に疲れた様子で、ベットに戻って横になったら直ぐに居眠りをされていました。

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車椅子での外出 (02年9月24日)

 今日は天気もよく風も爽やかな一日でしたので、Mさんと車椅子で家の周りの散歩に出掛けてみました。
庭先には金木犀が咲き甘酸っぱい香りが漂っていて、本人も久しぶりの外出に 初めのうちは気持ち良さそうにしていましたが、長時間座っていた関係で一寸貧血気味になってしまいました。
急いでベットに戻って横になったら、直ぐに血色も良くなり一安心でした。
*コーディネータからのアドバイス 「貧血気味になったら暫らく頭を下げるように、 車椅子ごと後ろに傾けていても効果が有る。」
利用者さんは枕の脱着にも自分で頭を持ち上げられない人なので、車椅子での外出は長時間首を支えるのが困難で、 どうしても首が後ろに倒れてしまい座っているのが辛い状態であったようです。
次回には車椅子に頭を支えられるサポータを取り付けてくることを約束して帰ってきました。

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突然の出来事 (02年9月19日)

 一昨日お伺いした夫婦二人暮らしのMさんのお宅で、奥様が外出された後、突然!本人が トイレに行きたいと言い出し、まさか自分でトイレに行ける状態とは聞かされていなかったので、一瞬ビックリさせられました。
トイレへの介助は大変ではありましたが、トイレ内を若干ですが自力でつたい歩きができたことはとても素晴らしい出来事でした。
便座にも暫らく座っていることができ、自分でもトイレで用を足せたことに満足している様子で、このことがキッカケとなり 自分でやる意欲と、やれる喜びを感じとってもらえば、自立への到達も近づくのではないかと思います。
(帰宅した奥様に聞いてみたところ、寝たきりになった以後トイレで用を足したことはなかったそうで、 奥様もとても喜んでおられました。)

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ホームヘルパーとしての第一歩 (02年9月17日)

 とうとうホームヘルパーとしての第一歩を踏み出しました。
今週から、脳梗塞により左不完全マヒになり、腰椎圧迫骨折により寝たきりになってしまった利用者さんを、看護婦さん・ 理学療法士さんとチームケアで力を合わせ、車椅子での座位時間をできるだけ確保することにより、デイサービスを利用 できるようにしてあげるべく、週二回各2時間ホームヘルパーとして利用者さん宅にお邪魔することになりました。
何とか自力で車椅子に移乗できるように、また座位時間をできるだけ確保しデイサービスが利用できるようになれば、奥様を 含んだ利用者さんと我々のお互いが大きな満足を得ることになるでしょう。
それにはまず利用者さんと良い関係を作ること。利用者さんに無理なく体位変換や移乗動作ができるように 自分の技術を磨くことが大事なことのようです。 ガンバ! ガンバ!

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自立(車椅子からシルバーカーへ)支援 (02年9月05日)

 先週まで車椅子で通院していた利用者さんに、今週からシルバーカーを押して自分の足で歩いてもらうことにしました。
スロープの下りが怖いとのことで、その時だけ一寸手を差しのべてシルバーカーのブレーキ役をしています。 手すりのない階段でも体を手で支えてあげれば、ゆっくりですが昇れます。
 自分の足で歩くことができるのであれば、できるだけ車椅子など使わずに自立支援をしてあげたいものです。

 体が弱くなり思うように用が足せなくなってくると、一般的に考え方が鬱になりがちです。
鬱の人に「頑張れ」と励ます言葉は逆効果だと言われますが、廻りが同じように暗くても、 また妙に明るくてもおかしなものです。
大事なことはその人の話を良く聞いてあげること、 話の内容によっては励ます言葉も必要で、要は普通に接してあげることが大切なのではないかと思います。

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配食のお手伝いをして (02年8月27日)

 今日は、ごく普通の家庭のダイニングキッチンを提供して、高齢者の方々への配食のボランティアをしているお宅へ伺いました。
お弁当の献立や栄養バランス等は、流石に料理のプロの主婦ならではの感覚が活かされており、これまでのレパートリーを パソコンから季節毎に取り出し、その献立にアレンジを加えながら飽きられないよう心掛けているという。  特にカロリー計算などには気を遣わず、まずは美味しく召し上がっていただけることを第一に考えているとのことでした。
実際に配食されるお弁当を戴いてみたのですが、味付けは素材の味を活かす若干薄目の味付けになっており、飽きさせることのない 大変美味しいお弁当でした。
 このように、直接的な身体介護だけが福祉ではなく、日常生活で培ってきた主婦の経験を活かした援助も福祉の大事な一要素に なっています。

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利用者さんのお話を伺って (02年8月22日)

 利用者さんのお話を伺っていると、必ずしも現状のサービスに満足はしておらず、思い悩んでいる姿が見受けられます。
 特にお年寄りの女性の場合、まだまだ奥ゆかしい方が多く、お世話になっている「ケアマネ」や「ヘルパー」の方々に、 面と向かって自分の要望や不満を言える人は少ないようである。
「ケアマネ」や「ヘルパー」の方々も良かれと思ってやっていることであっても、それが利用者さんに伝わっていない場合や、 お互いの思い違いや利用者さんが過去に希望したことを忘れてしまうケース等もあるとは思いますが、少なくとも決まったことが サービス提供者側の押しつけではなく、利用者さん側の決定事項であることを認知して頂くことが重要である。
 何れにしても介護福祉は、常なる継続的改善が必要な仕事なので、少なくとも利用者さんが思い悩み、鬱になるようなことが ないよう常に監視し、今現在利用者さんが何を欲しており、何が必要なのかを常に考えコミュニケーションを充分にとってあげる ことが必要と思われます。

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高齢者の方々の車椅子での通院等の送迎及び介護のお手伝いを始めて (02年8月15日)

 年を取るにつれ足腰が弱くなり、自分一人では外出が難しくなってくると、どうしても「人に頼ってまで外出しなくても」 という気持ちになり、外に出る機会が減ってしまいがちになります。
 そういった人たちを気兼ねなく外に連れ出すことができれば、体の具合が悪いにもかかわらず通院を躊躇して病気を悪化さ せてしまうことが防げたり、行動できる範囲が広がり心身共にリフレッシュができ、少しでも自立のために頑張ってみようと いう気持ちを持っていただくお役に立てればと思っています。
 「人としての幸せ」を求めて良い汗をかき始めました。

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福祉用具専門相談員の講習会(02年4月26日)とホームヘルパー2級課程の講習会 (02年6月24日)を受講して

 2010年の日本は、65歳以上の人が総人口の25%以上を占める超高齢者社会になるといわれています。 現状の在宅介護は介護者の負担が大きく、介護者の8割が腰痛に苦しんでいるといいます。
 今回の講習を受講して、介護福祉の厳しさと重大さ及び、日本の近い将来の超高齢者社会における 「老老介護」では、介護を道具で支援し少しでも介護者の負担を軽減させる ことが是非とも必要であることを再認識させられました。
 講師の先生方の話を聴いて、介護福祉の厳しさと重大さを改めて認識させられ、もっと早くに福祉の世界に 飛び込んでいるべきだったと反省しています。

 また、今回の講習及び施設の実習を通して、若い人たちが非常に頑張っている姿を見ることができ、 日本も未だまだ捨てたものではないと大変心強く感じました。
 在宅や施設等の介護実習では、利用者の方々がヘルパーの方たちとの交流によって心身共にリフレッシュし、帰りには皆 笑顔で「有り難とう」と言いながら手を振っている姿はとても印象的でした。
 しかしながら、介護の現場は問題が山積みであることも同時に認識させられ、今回学んだ介護に関する考え方、 及び介護技術を是非実戦で活かして行きたいものと思っています。

 私はこの約31年間、相手に感情のない情報機器の検査・品質管理という仕事に従事してきて、今度は全く正反対の 人のお世話をする福祉の仕事に飛び込むわけですが、直接福祉の仕事に携わることにより、さまざまな人と出会い、 その人々の人生に触れることにより、自分自身を見つめ直してみたいとも思っています。
 とても厳しい仕事のようですが、一旦決心をしたことなので悔いの残らないよう、 これまで培ってきた経験も活かし、将来多少なりとも介護者の負担軽減に役立てればと思っています。


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